スマホもノートも全て親に見られ…悩む子に伝えたい「自分の守り方」
【悩み】親の過干渉、自分を責めてしまう(10代女性・大学1年生・東京都)
私の高校は進学校でしたが、親との関係に悩んでいる子が非常に多かったです。より優秀なきょうだいと比較され続けたり、小さいころから週8回の習い事をさせられたり、進路を自由に決められなかったり、極端に娯楽を禁止されたり……。
友人たちに共通するのは、「うちはお金を出してくれるだけ良くて、もっと苦しい人もいるのに、こんなことでつらいと思ってしまう自分は弱い人間だ」と思っていることです。でもつらさを人と比べる必要はなく、たとえお金があっても、暴力がなくても、それは苦しいと思ってはいけない理由にはならないのではないでしょうか。
私自身も、親の過干渉にずっと悩んできて、死ぬ計画を立てたこともありました。ノートもスマートフォンも中身を全部見られて、見せたくないと言うと「悪いことをしている」と決めつけられる。学校の先生に相談するうちに少しずつ前を向けるようになりましたが、親は自分のことを愛してくれるのに、自分が心配をかけるせいでこうなっているのにと、感謝ができない自分のわがままさをずっと責めていました。
今では私は確かに愛されていたけど、人間らしい愛され方をしていなかったんだと分かります。「子どもを一人の人間として扱う」ということができていれば起こらなかったことだと思います。子どもの可能性を、人格を、もっと信じてほしいと思います。
教育に関する親子や先生の悩みに答える新コーナー「『学び』の悩み相談室」です。読者の皆さんから寄せられた相談をもとに記者が取材する、双方向性のある内容を目指します。こちらのURLからご投稿ください。(https://forms.office.com/r/6sBtaAQHcg)
【回答者】精神保健福祉士 鴻巣麻里香さん
相談者さんはすばらしいですね。進学校に入るためにすごい努力をしたのでしょうが、成功できない人を「自己責任」と切り捨てがちな世の中で、自分は努力できる環境に恵まれたのだと認識できています。ただ、それ故に苦しくなっているのかなと感じました。
まずは、自分の状況を恵まれているかどうかではなく、「権利」という基準で見つめ直してはどうでしょうか。
日本も批准している子どもの…
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