春先に相次ぐ山林火災、年間1000件超 林業衰退や過疎化が要因に
飯島健太
各地で大規模な山林火災が相次いでいる。2月下旬の岩手県大船渡市に続き、今月には岡山市、愛媛県今治市、宮崎市で立て続けに発生した。例年、春先は乾燥して草や枝、葉が燃えやすく、強風も相まって広がりやすい。たき火や野焼きが主な原因とされ、専門家は火の取り扱いへの一層の注意と、事前の対策を呼びかける。
この1カ月の間に山林火災が相次いだ地域は異なるものの、年間で最も発生しやすい時期だという共通項がある。
最新の消防白書によると、2023年に全国で発生した林野火災1299件のうち月別では3月が最多の325件。4月の222件、2月の132件と続き、この3カ月で全体の5割を超える。
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