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山上被告が宗教学者と複数回面会 教団や境遇の影響、立証する意図か

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戸田和敬 仙道洸
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 安倍晋三元首相の銃撃事件で殺人罪などに問われ勾留中の山上徹也被告(44)が、宗教学者と複数回にわたり面会していたことが関係者への取材でわかった。弁護側は、被告の家族が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に献金をして自己破産した影響を裁判員裁判の争点に据え、量刑の検討材料にしたい考えだ。

 一方で検察側は、犯行そのものの悪質さを検討すべきで宗教の影響に立ち入る必要はないとして、弁護側の方針に反発している。

 山上被告は起訴後の2023年2月以降、大阪拘置所に勾留され、平均11カ月ほどで終わる公判前整理手続きが長引いている。関係者によると、教団が一家に及ぼした影響をどう審理するかをめぐり、弁護側と検察側で綱引きが続いていることが理由の一つだという。

「宗教を問う裁判ではない」検察側は反発

 弁護側は、母親が破産するま…

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この記事を書いた人
戸田和敬
大阪社会部|司法担当
専門・関心分野
移民問題、事件・裁判
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    江川紹子
    (ジャーナリスト・神奈川大学特任教授)
    2025年3月28日12時11分 投稿
    【視点】

     刑事裁判において、動機の解明は大事だ。とりわけ、公共の関心が高い事件の場合は、そうである。それは、なぜ事件が起きたのかを知ることで、社会は教訓を学び、原因となる問題の解消に取り組み、同じような被害をなくすための努力をできるからだ。  地下

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