トランプ政権高官、チャットで軍事作戦情報 ジャーナリストに誤送信

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ワシントン=中井大助
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 米トランプ政権のバンス副大統領やヘグセス国防長官ら複数の高官が、通信アプリのグループチャット機能を使って軍事作戦などの秘匿性の高い情報をやり取りし、誤ってジャーナリストにも送信していたことが24日、明らかになった。情報の取り扱いに問題があるとして、民主党などから批判が上がっている。

 グループチャットに誤って含まれていた、米誌「アトランティック」のゴールドバーグ編集長が24日の記事で、一連の経緯を明らかにした。ホワイトハウスも米メディアへの声明で「チャットは本物のようだ。意図しない番号がなぜ加えられたのか、調査している」と認めた。

 記事によると、ゴールドバーグ氏は3月11日、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)とみられる人物から通信アプリ「シグナル」の招待を受け、13日にはシグナルでイエメンの反政府武装組織フーシに関するグループチャットに加えられたという。ゴールドバーグ氏は中東や軍事などに詳しいが、トランプ政権には批判的な姿勢で知られる。

 グループにはバンス氏やヘグ…

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この記事を書いた人
中井大助
アメリカ総局長
専門・関心分野
アメリカの社会、政治、文化
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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2025年3月26日7時1分 投稿
    【視点】

    トランプ政権は国家公務員の人員削減の一環で、数千人もの職員を「パフォーマンス問題」という名目で解雇している。それぞれの何が悪かったのかという根拠も見せず、中には、人事考課で最高の評価を受けている人もいるようだ。  しかし、国家機密並みの軍事

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