米ロの実務者協議がサウジで始まる 限定的な攻撃停止の進展など焦点

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ロンドン=藤原学思

 ウクライナ侵攻を続けるロシアは24日、サウジアラビアの首都リヤドで、米国との実務者協議に臨んだ。リヤドでは23日に米ウクライナの高官協議も行われ、限定的な攻撃停止の措置などが進展するかが焦点になる。

 ウクライナは今月11日、米国の提案を受け、30日間の全面停戦に同意。ただ、ロシアのプーチン大統領が18日、トランプ米大統領との電話協議でエネルギー施設に絞った攻撃停止に同意したため、ゼレンスキー氏も19日、同様の内容でトランプ氏と合意した。

 ロシア国営タス通信によると、今回の協議は24日の午前、リヤドのホテルで始まった。ペスコフ大統領報道官は同日、協議のテーマは、黒海を通じたウクライナからの食料輸出協定の復活だと話した。2022年7月に結ばれたが、ロシア産の食料輸出への制裁緩和が進んでいないとして、ロシア側が翌年、延長を拒んでいた。

 ロシアメディアによると、ロ…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
ウクライナ情勢

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