ロシアの即時停戦拒否、米ロ交渉にはらむ大きな危うさ 欧州総局長

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ヨーロッパ総局長・杉山正
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 3年余り続くウクライナへの全面侵攻が終わる小さな一歩になるのか。ロシアのプーチン大統領がエネルギー施設への攻撃停止に合意した。だが、ロシアが和平に前向きなシグナルを示したとは到底言えず、米ロ交渉は大きな危うさをはらんでいる。

 「プーチン(ロシア大統領)の帝国主義的野心を止めなければ、終わらない。どんな合意も侵略の引き延ばしだ。その問題解決のためなら戦える」

 ウクライナ東部ドネツク州の最前線で戦う兵士ワディム・リバチュクさん(36)が言っていた。

 プーチン氏は今回、米国とウクライナが合意した即時停戦案を拒み、一部のみを受け入れた。プーチン氏としても、自分に肩入れするトランプ氏を立てつつ、最大限に利用するために最小限の譲歩をしたとみられる。

不可解なロシア寄り姿勢

 プーチン氏の真の目的は、ウ…

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この記事を書いた人
杉山正
ヨーロッパ総局長
専門・関心分野
国際政治、紛争、外交、民主主義
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月20日9時15分 投稿
    【視点】

     「ナラテゥヴ(物語)」を重視する最近の「朝日新聞」の特徴を示す記事です。 <「プーチン(ロシア大統領)の帝国主義的野心を止めなければ、終わらない。どんな合意も侵略の引き延ばしだ。その問題解決のためなら戦える」  ウクライナ東部ドネツク州

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