警察官のスカート廃止へ、現場出る機会増で 動きやすいズボンが人気
板倉大地 宮島昌英
警察官の制服のスカートが4月から廃止される。女性警察官が事件現場などに出る機会が増え、動きやすいズボンが選ばれるようになったことから、スカートがほとんど着用されていない状況が背景にある。式典などで着用する礼服としてのスカートは残すという。警察庁が21日発表した。
制服に関する規則では1976年から、女性警察官の制服はスカートとズボンの両方が定められている。実際には半数以上の警察でスカートの支給をやめている現状がある。警察庁はスカートの明記から半世紀を経て規則を改正し、ズボンに一本化する。
一足先に警視庁は2000年からスカートの支給をやめ、貸与のみにしていた。09年から交番に女性警察官が勤務するようになったこともあり、19年には貸与もやめたという。
警察庁は、夏用の制服として初めてポロシャツの採用を決めた。近年の酷暑の影響もあり、各地の警察から通気性や速乾性にすぐれたポロシャツの導入を求める声があがっていた。各警察が今後、随時採り入れるという。
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