「ブリロの箱」32個が駅でお出迎え 県立美術館が3月末にオープン
鳥取県倉吉市に3月30日、県立美術館がオープンする。開館まで2週間となった16日、市の玄関口であるJR倉吉駅の階段に、高額な購入費が話題となった「ブリロの箱」のステップアートが登場した。
ブリロの箱は、アメリカの洗剤付きタワシの配送用段ボール箱をそのまま模したアンディ・ウォーホルの作品。県は県立美術館の目玉展示として5箱を計約2億9千万円で購入し、賛否を呼んだ。
ステップアートは、県立美術館の開館を盛り上げようと、知事や倉吉市長らでつくる県立美術館活用推進協議会が企画。高さ16メートル、幅2.7メートル、40段の階段に計32個のブリロの箱の絵がずらりと並ぶ。
階段の垂直面に描かれているので下りるときには見えず、下から見上げると青、赤、白の箱の絵が鮮やかに広がる。
お披露目式で、木本美喜・県中部総合事務所長は「SNS映えすると思う。ブリロの箱は県立美術館の知名度を全国区に引き上げてくれた」。広田一恭・倉吉市長は「なかなかのインパクト。雰囲気が大いに盛り上がると期待している」とそれぞれ笑顔で話した。
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- 【視点】
2年前、ウォーホルの『ブリロの箱』の購入に際し、「ただの箱に、高価過ぎる」と県民から異議の声が上がったことに対して、県立美術館が律儀に説明をしていることを報じた朝日新聞の記事に、当時私は... "こんなこと言うのは論外として、言われて一生懸
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