「国民感覚とずれ」首相の商品券問題、与党から「道義的責任」問う声

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藤原慎一

 与野党の参院会長らが16日、NHKの討論番組に出演し、石破茂首相(自民党総裁)の商品券配布問題に議論が集中した。野党各党が商品券の配布について「政治資金規正法に抵触する可能性がある」「裏金だ」などと批判する中、公明党の谷合正明参院会長も「(首相は)道義的責任を負うべきだ」と指摘。自民の武見敬三参院会長も「国民の感覚からかなりずれていることは明白だ」と批判的な見解を示した。

 首相は今月3日、首相公邸で行われた首相と当選1回の自民衆院議員15人との懇談会に関連し、議員側に10万円分の商品券を渡した。朝日新聞などが13日に報じたことを受け、首相は事実関係を認める一方、懇談会は「政治活動ではない」と主張し、政治資金規正法が禁じる「政治活動に関する寄付」にはあたらず、法律上の問題はないとの姿勢を取る。

 首相の説明について立憲民主…

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この記事を書いた人
藤原慎一
政治部|国会担当キャップ
専門・関心分野
国内政治、安全保障、憲法、震災復興
石破首相の商品券問題

石破首相の商品券問題

石破茂首相(自民党総裁)の事務所が、昨秋の衆院選で初当選した15人の自民議員に対し、10万円相当の商品券を渡していたことが分かりました。首相は事実関係を認める一方、法的な問題はないとの認識を示しています。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]