第3回高まらなかった関心、性教育が必要だというなら…ある生徒が望むこと

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本間ほのみ

 「何をやっているのか分からない。俺たちのゴールはどこにあるの?」

 正則学園高校(東京都千代田区)の生徒会執行部が、文化部祭に向けた全校生徒へのアンケートについて議論していた昨年9月、メンバーのミズキさん(2年)が疑問をぶつけた。

男子校の性教育

 性に関する授業を受けて、性教育に向き合った正則学園高校の生徒会執行部。学ぶうちに、生徒たちの気持ちにさまざまな変化がでてきました。その姿に迫った連載の第3回です。

 アンケートの質問を考えるため、「性」から思い浮かぶ言葉を付箋(ふせん)に書き込み、ホワイトボードに貼っている最中だった。「タブー視」「下ネタ」など散漫な言葉が並び、質問が浮かび上がらなかった。

 「自分たちが思うように進め…

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