「選んだ道が正解になるように」小倉弘子アナがTBSを辞めた理由

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中村裕

 50歳になった昨年の末、TBSをやめてフリーになった小倉弘子さん。退職後の受け皿はまだない。「何もせずに家にいる。イコール収入ゼロ。忘れられそうで怖いです」と言って笑う。

 育ててもらったTBSが大好きだ。だが、それ以上に「しゃべるのが大好き」。40代で管理職につき、労務管理や採用、若手の育成に携わる日々の中、ふと思ったという。「まずい、もう50だ」。「しゃべり手の小倉弘子」じゃなくても出来る仕事をしているうちにあっという間に定年を迎えてしまう。末っ子の長男はまだ7歳。少なくとも70歳までは現役でいたい。「今のうちから自分の手で仕事を積み上げておかないと手遅れになる」と焦った。上司からは「丸腰で辞めるのは一度考え直した方がいい」と引き留められたが、次を見つける前に退職届を出した。

■筑紫哲也さんからの贈りもの…

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この記事を書いた人
中村裕
文化部|be編集部
専門・関心分野
デザイン全般、出版文化、シニアライフ