第16回「ほぼタダ」ジム通い、旅費抑えて温泉 中高年がハマる「共有経済」

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朽木誠一郎
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 駅前などで増え続ける会員制スポーツジム。それを「ほぼタダ」で利用している人たちがいると聞いて取材をすると、シェアリング・エコノミー(シェアエコ、共有経済)を上手に使って、新しいやりがいや生きがいを見つけているミドル世代に出会いました。

 「学生時代に戻ってクラス委員になったような気持ちです」

 千葉県在住の会社員の男性(53)は、スポーツジムでの自身の心構えをそう表現する。男性が通うのはコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」。男性はその「フレンドリー会員」「セルフメンテナンス会員」だ。

 これらの制度に登録することで、男性は「会費ほぼタダ」でのジム通いをしているという。どういうことなのか。

記事後半では、「おてつたび」で働きながら旅を楽しむスタイルを満喫している50歳女性が登場します

 チョコザップは、事業スター…

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この記事を書いた人
朽木誠一郎
デジタル企画報道部
専門・関心分野
医療、ヘルスケア、くらしの安全、テクノロジー
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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2025年3月15日12時49分 投稿
    【視点】

    2010年代後半にシェアリング・エコノミーが注目を集めたときには、モノの所有に関心が薄く、体験やつながりを重視する若者の価値観とシェアリング・エコノミーを関連づける議論が多かったと思う。この記事が焦点を当てている“希薄になった人とのつながり

    …続きを読む

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