「愛人になれば投資」女性起業家へのセクハラ深刻 当事者団体が発足

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高橋諒子
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 女性起業家に対する投資家からのセクハラ被害が相次いでいる。女性起業家の半数が被害を受けたという調査結果もあり、性暴力など悪質な事例も少なくない。被害者らは当事者団体を立ち上げ、起業家保護の対策の必要性を訴えている。

 「被害を受け、苦しく孤独な数年間だった。業界を被害当事者とともに変えていきたい」。昨年10月に当事者団体を発足させた松阪美穂さんは24日に開いた会見で訴えた。

 起業家と投資家らの間に雇用関係はないが、団体を「スタートアップユニオン」と名付け、被害者同士で相談や情報共有の場をつくり、政策提言もめざす。

 松阪さん自身も、男性投資家らから被害を受けた経験がある。カウンセリングに関する事業展開をめざしていた数年前、「愛人になれば月100万あげる」と言われた。他の投資家や起業家支援の関係者からも、打ち合わせだと思って出向くとデートのような対応をされたり、性暴力を受けたりしたという。

被害訴えると…「狂ってる」

 ハラスメントをやめるよう訴…

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