空気読まない?読書家で軍事・鉄道オタク 新総裁・石破茂氏の横顔
森岡航平
常に持論への自負をにじませる独特の言い回し。そうした石破茂新総裁のありさまは、時にひんしゅくを買い、時に「趣味は石破」と人に言わせるほどの魅力を放つ。これほど毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばする政治家は、永田町でもなかなか見つからない。
政治家・石破茂の礎にあるものは、世襲議員のみが体験する特異な生活環境と、父との関係性だ。
父・二朗氏は、石破氏が1歳の時に鳥取県知事に就任。15年以上務めた後、参院議員に転じて自治相などを歴任した。「だだっ広い知事公舎に住んでいたんだ」。それが幼少期の石破氏の日常だ。
生い立ちが影響しているかは…
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