新幹線札幌延伸延遅れで知事、月末に道内で鉄道・運輸機構と会合表明

松尾一郎

 北海道新幹線札幌延伸の2030年度末開業が「極めて困難」と建設主体の鉄道・運輸機構が表明したことに関し、鈴木直道知事は17日の定例会見で、同機構が地元関係自治体などに状況報告するための会合を道内で今月末に開催する予定だと明らかにした。同機構の藤田耕三理事長のほか、国にも出席を求める方針。

 鈴木知事は「一方的に説明を聞くだけじゃなくて、やはり参加いただく皆さんも話したいことがある。そこで全て解決すると私も思っていないが、まずはしっかり来ていただいて説明していただいて、地域のそういう切実な思いもしっかりと受け止めていただく」との考えを示した。

 また、鈴木知事は「30年度は困難だということだけが出ており、そこについて丁寧な説明をしていただきたい」とし、機構側がそうした判断に至った事情について専門家による点検を受けつつ、遅れる期間について早期に示すように改めて求めた…

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この記事を書いた人
松尾一郎
デジタル企画報道部|Re:Ron+データジャーナリズム担当
専門・関心分野
地方政治、旧ソ連、国連、民族問題、科学