石破首相「適切な時期に訪米しトランプ大統領と直接会談」
鈴木峻 谷瞳児
米国の関税措置をめぐり赤沢亮正経済再生相がトランプ米大統領らと会談したことを受け、石破茂首相は17日午前、首相官邸で記者団の取材に応じた。首相は「次につながる協議が行われた」とした上で、「最も適切な時期に訪米し、トランプ大統領と直接会談することを考えている」と述べた。
首相は、赤沢氏がトランプ氏を含む形で50分、その後にベッセント米財務長官らと75分にわたって面会したと説明し、「かなり時間をかけて、率直で建設的な議論が行われたと報告を受けている」と明らかにした。
会談ではトランプ氏から、日本との協議を最優先としたいと言及があったとして、「次につながる協議が行われたと認識し、評価している」と語った。
在日米軍の駐留経費の負担増などが議題になったかについては「具体的な内容については、言及を控える」と述べるにとどめた。
米ワシントンで行われた会談では、赤沢氏がトランプ氏やベッセント氏ら閣僚と会談。赤沢氏は会談後、米国側に関税措置の見直しを求め、双方が協議を進めて早期の合意をめざすことで一致したと記者団に説明した。
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