ふるさと納税の返礼品に「駅看板」 桜川市とJR東日本がコラボ

富永鈴香
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 ふるさと納税の返礼品が、駅の看板――。JR東日本は、茨城県桜川市のふるさと納税返礼品として、JR岩瀬駅(桜川市)の看板を出品している。JR東日本管内で駅名看板を返礼品として出すのは初めてだという。

 出品されているのは、JR岩瀬駅の上りホームと下りホームに置かれていた駅名看板1点ずつと、周辺の観光名所が紹介されている名所案内板1点の計3点。それぞれ縦90センチ、横110センチ、重さ20キロ。

 いずれも昨年9月まで実際に駅構内で使用されていた。10~12月に県とJRが共同で進めた大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」を前に、駅の看板をリニューアル。釣り鐘や真壁のひな祭りなど市の名物があしらわれたデザインの新しい看板が立つことになり、今回の3点は役目を終えた。

 寄付金額は各10万円。5月6日までで、先着順。なくなり次第受付を終了する。寄付金は自然環境保全や教育事業など、寄付者が指定した使い道に活用されるという。

 JR東日本水戸支社の担当者は「鉄道ファンには一定の需要があると見込んでいる。桜川市の玄関口として多くの方をお迎えしたもので、JRらしさも市らしさもうまくコラボできた品です」。桜川市の担当者は「鉄道マニアの方にも市のことを知ってもらえる機会になる」と期待している。

 JR東日本が運営するふるさと納税ポータルサイト「JRE MALL ふるさと納税」限定で出品している。サイトは(https://furusato.jrenet.jp/furusato/municipality/detail/f559別ウインドウで開きます)。

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この記事を書いた人
富永鈴香
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
人権問題、政治参加、表現の自由