特急やくも、42年ぶりの新型車両が運行開始 カーブでの乗り心地↑

石川和彦
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 JR伯備線などを走行し、山陰と岡山県を結ぶ特急やくもの新型車両が6日、運行を始めた。JR西日本によると、新型車両の投入は42年ぶり。やくもは1日15往復運行されているが、このうち6往復が新型車両となる。順次新型に換えていき、6月15日にすべてが新型になる予定。

 この日朝、岡山駅岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)で出発式があった。出雲市駅では、JR西日本山陰支社の佐伯祥一支社長が「ビジネス、観光とご利用いただき、沿線の活性化に努めさせていただきたい」とあいさつ。続いてあいさつした丸山達也知事、飯塚俊之市長は新型車両が愛され、乗客が増えることに期待を寄せた。この後、新型車両の特急やくも10号がホームに。佐伯支社長らがテープカットをして運行開始を祝った。

 JR西によると、新型車両は新開発された車体傾斜装置を備える。最適なタイミングでカーブを曲がるようにし、乗り心地を改善したという。4両編成での運行を基本とし、1号車はグリーン席と、シートを平らにできるグループ向け座席(2人用と4人用が各二つ)、2~4号車は普通席となっている。

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この記事を書いた人
石川和彦
松江総局長
専門・関心分野
社会、スポーツ、芸能