離婚後の父母双方による「共同親権」の導入を盛り込んだ民法などの改正法案について、3日の衆院法務委員会で、有識者らを招いた参考人質疑があった。子どもにとって望ましい形とは何か。離婚後の父母による子育て「共同養育」を支援する団体「りむすび」の柴橋聡子代表は賛成の立場から、法制審議会の部会委員を務めた原田直子弁護士は反対の立場から、思いを語った。
(離婚後も父母が一緒に子育てをする)共同養育の支援者として、離婚に悩む父母や子どもと関わってきた。私自身、離婚を経験し、夫と関わることや、息子と父親を会わせることに後ろ向きだった結果、息子は気持ちが不安定になってしまった。その後悔で活動してきた。
子どもが望むのは両親が争わないこと。「離婚=ひとり親」と思われがちだが、共同親権導入で、父母は協力し合わないといけないという意識改革が進み、「離婚後も親は2人」ということが浸透する。親が争わない社会が実現できると思う。
離婚するほどの夫婦が、共同…
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この記事を書いた人
- 森下裕介
- ネットワーク報道本部|地方裁判担当
- 専門・関心分野
- 司法、刑事政策、人権
- 久保田一道
- 東京社会部|法務省担当
- 専門・関心分野
- 法制度、司法、外国人労働者、人口減少