サプリ飲んで数日後、体に起きた異変 小林製薬に問い合わせたら
「健康によいと思って飲んだのに」。小林製薬が作った紅麴(こうじ)原料を含むサプリメントを摂取し、体調を崩したと訴える人たちがいる。識者は「機能性表示食品のリスクも知って」と話す。
東京都在住の女性(58)は昨秋、テレビCMやネットで宣伝が目に入り、小林製薬の「コレステヘルプ」と商品名をメモして近所のドラッグストアに向かった。
持病のため、コレステロールを抑える薬など毎日複数の薬を服用していた。できるだけ薬を減らしたいと考え、「悪玉コレステロールを下げる」という宣伝にひかれ、製薬会社の商品なので、「いいかも」と思った。
ドラッグストアで店員に聞くと、もう在庫がないという。「売れてるんだな」。ネットで探して、購入した。
目安の量を飲み始めて数日後、体がひどく重く、だるさを感じるようになった。仕事にも行きたくなくなるほどだった。トイレに行ってもすっきりせず、手がむくみ、まぶたが腫れた。
「健康になりたくて飲んだのに」
10日くらい飲み続け、かか…
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- 【視点】
機能性表示食品の制度は、安倍政権の経済成長戦略として2015年に始まった、いわゆる「規制緩和」です。規制緩和との言葉だけ聞くと、なんとなくいいことのように思えますが、物事にはつねに作用と反作用があります。我々はそもそもなんのために規制があっ
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