東京・三鷹の人権条例案、被害者救済なるか 市長と専門家に聞く

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平山亜理

 東京都三鷹市が制定を目指す「人権を尊重するまち三鷹条例(仮称)」案が、27日にも市議会で採決される見通しだ。市の原案では、市民がそれぞれの違いを理解し、誰もが暮らしやすいまちづくりを進めていくため、「不当な差別的取り扱い」「人権侵害」といった行為を禁止するとしている。

 こうした内容について、市民団体「三鷹市人権条例を考える市民の会」は、禁止される差別が具体的ではなく、罰則もないため、被害者が救済されないと指摘している。

 人権条例案のねらいやあり方について、河村孝市長と、人権条例や差別問題に詳しい師岡康子弁護士に聞いた。

■「方向性、まず決めたい」 …

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この記事を書いた人
平山亜理
ネットワーク報道本部|武蔵野地区担当
専門・関心分野
移民・難民 外国人 多文化共生 南米