大人も欲しくなる? 子ども向け雑誌の付録に「公衆電話」のわけ

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野田枝里子
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 公衆電話、ATM、自動改札機……。どれも、子ども向け知育雑誌「幼稚園」の付録になっているおもちゃだ。細部まで「本物仕様」にこだわっているのが特徴で、人気を集めている。発刊する小学館の担当者に、付録に込めた思いを聞いた。

NTT東日本とコラボ その理由は…

 2月29日発売の4・5月号の付録は、NTT東日本とコラボした「こうしゅうでんわ」。紙製でやや小ぶりだが、見た目は本物そっくりだ。紙製の「テレホンカード」や「10円玉」を入れることができ、お金の返却口や「SOS」のダイヤル案内まで書かれていて、遊びながら使い方を学べる。

 小学館幼児誌編集室の今村祐太さんによると、きっかけは「公衆電話を知って欲しい」というNTT東日本からの依頼だった。

 携帯電話・スマートフォンの…

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    サンキュータツオ
    (漫才師・日本語学者)
    2024年2月29日16時0分 投稿
    【視点】

    大人側からも普段使わせたくても使わせることができないものが、こうして付録としてついていると非常にありがたいですね。 修学旅行などでは新幹線や飛行機などの乗り方の勉強もできますが、ATMなどはいつだれが教えるのか、わからないですもんね。 リモ

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    増田ユリヤ
    (ジャーナリスト)
    2024年2月29日16時0分 投稿
    【視点】

    おとなでも欲しくなるような付録!とても魅力的なアイデアだと感心するばかりだ。私が子どもの頃にあった付録を思い返してみると、バスの車掌さんのカバンやきっぷ、おもちゃの包丁やハサミなど、「ごっこ遊び」には不可欠だったものが多かった記憶だ。ごっこ

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