米国の拒否権でまたも否決 国連安保理、ガザの即時停戦求める決議案
ニューヨーク=遠田寛生
イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの軍事作戦を準備するなか、国連安全保障理事会は20日、ガザでの即時の人道的停戦を求める決議案を否決した。日本や中国、フランスなど理事国15カ国のうち13カ国が賛成したが、常任理事国でイスラエルを支持する米国が拒否権を行使した。英国は棄権した。
決議案は非常任理事国のアルジェリアが提出した。昨年10月7日にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、米国がガザに関する安保理決議案で拒否権を発動させたのは、修正案への反対1回を含めて計4度目になる。
米国のトーマスグリーンフィ…
イスラエル・パレスチナ問題
パレスチナとイスラエルの間で激しい武力衝突が起き、双方に多大な犠牲者が出ています。最新の動きをお届けします。[もっと見る]