米相互関税の第1弾「世界に10%」発動 NY株は史上3番目の急落
ワシントン=榊原謙
トランプ米政権は米東部時間5日午前0時1分(日本時間午後1時1分)、ほぼ全ての国・地域からの輸入品に一律で10%の関税をかけ始めた。「相互関税」として導入を決めた新関税の第1弾。さらに日本など約60カ国・地域には、9日に高い税率が適用される。4日の米株式市場ではダウ工業株平均が前日比2231ドル(5.50%)も急落し、世界的な貿易摩擦への不安が一段と強まっている。
一律での関税発動に先立つ4日、中国は報復措置として、米国からの全ての輸入品に34%の追加関税を課すと発表した。米中間で貿易摩擦が再燃するとの懸念から、4日の米ニューヨーク株式市場は売り一色になった。
主要企業でつくるダウ平均の…
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