朝鮮人追悼碑、撤去見積額3千万円の内訳判明 警備費が工事費上回る

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高木智子
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 群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)の朝鮮人追悼碑の撤去をめぐり、県が代執行費用の見積額としていた約3千万円の内訳がわかった。撤去工事費が1400万円、警備員費が1600万円だった。ただ、実際の工事内容や期間は見積もり時点から変わっており、県が費用を精査後、碑を所有していた市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」に請求するという。

 朝日新聞の情報公開請求に対して、県が内訳のわかる資料を開示した。県は1月19日付で守る会に代執行令書を出しており、その時点で撤去費用を約3千万円と見積もっていた。

 この資料や県によると、見積もり時点では碑の移設が前提だったため、公園を24時間閉鎖した上で、工事期間を1月29日~2月11日の2週間に設定していた。

朝鮮人追悼碑撤去の様子

記事後半では、群馬県が当初に見積っていた代執行費用3千万円の詳しい内訳を紹介します

 工事自体も、できるだけ碑を…

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この記事を書いた人
高木智子
前橋総局|群馬県政担当
専門・関心分野
社会、人権、地方