大谷翔平、ジャッジは使わない?大リーグで話題の「魚雷バット」とは

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ロサンゼルス=安藤仙一朗
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 大リーグで今、「トルピード(魚雷)」と呼ばれるバットが話題をさらっている。芯の部分が太く、先端の方が細くなっている形状から、その名がついた。

 話題の発端はヤンキースの選手たちだった。

 ブルワーズとの開幕3連戦(3月27~30日)で、計15本ものホームランを量産したのだ。開幕2戦目には球団記録の1試合9本塁打をマークした。

 先発メンバーでは、ポール・ゴールドシュミット、コーディー・ベリンジャー、ジャズ・チザム、オースティン・ウェルズ、アンソニー・ボルピーの5選手が魚雷バットを使用。開幕3連戦の15本のうち9本が、これらのバットからうまれた。

 ヤンキース打線の勢いはダイヤモンドバックスとの3連戦(4月1~3日)でも止まらず。7本塁打を重ね、すでにチーム合計は22本。開幕から6試合が終わった時点での大リーグ記録を5本も更新した。

 スポーツ専門局ESPNによると、発明者は、ヤンキースで分析などを行う「アナリスト」をしていたアーロン・リーンハート氏。マサチューセッツ工科大学を卒業し、ミシガン大学で物理学の教授も務めていたという。

 開発が始まったのは2023…

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この記事を書いた人
安藤仙一朗
スポーツ部
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高校野球、駅伝