「同性も結婚できる制度を」 バレンタインにチョコ配布 当事者ら

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杉原里美
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 法律上の性別が同性のカップルも結婚できるように求める「結婚の自由をすべての人に」訴訟の弁護団や当事者らが14日朝、東京都港区品川駅前で、通勤途中の人などにバレンタインデーチョコレート千個を配布した。

 同性カップルらが原告になる訴訟は、2019年2月14日に札幌、東京、名古屋、大阪の4地裁で提起され、同年9月に福岡地裁も加わった。大阪地裁を除き、地裁の判決は違憲判断が続いている。

 来月14日のホワイトデーには、札幌高裁東京地裁2次訴訟の判決が予定されている。

 チョコレート配布は、こうした判決について、同性婚への賛成割合が低い中高年層に注目してもらおうと、公益社団法人「マリッジ・フォー・オール・ジャパン」が企画した。

 チョコレートメーカーの明治が、特別パッケージのマーブルチョコを提供。当事者や大学生の支援者らが、法律上、結婚が認められないことによる不利益や訴訟の経過などを知らせるチラシとともに配った。

 交際13年目を迎えたユーチューバーの元警察官KOTFEさん(41)と元消防士KANEさん(37)のカップルも参加した。「チョコは、思ったより受け取ってもらえた。社会が変わってきていると思う」とKOTFEさん。KANEさんは「同性婚について日本中の人に知ってもらえるように、裁判所は、原告や弁護団が喜べる判決を出してほしい」と期待した。

 同じ14日には、北海道と東…

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この記事を書いた人
杉原里美
さいたま総局|県政・教育担当
専門・関心分野
家族政策、司法のジェンダー、少子社会、教育