JR四国は3月16日のダイヤ改定で、岡山―高知間を走る特急「南風」の自由席車を減らし、指定席車を増やす。これに伴い、南風号の50キロまでの区間で自由席と同額のチケットレス指定席特急券「お手軽南風チケットレス」を発売する。

　ダイヤ改定では、南風の自由席を18席減らして約1両とし、指定席を18席増やして約2両（グリーン車を含む、一部列車は約3両）とする。

　これを受けて、これまで自由席を利用してきた短距離客にも指定席を利用して着席の機会を増やしてもらおうと、割引特急券を企画した。

　多度津―高知間の25キロまでの区間は450円、50キロまでの区間は760円で、いずれも自由席特急券と同額。たとえば多度津―琴平間、土佐山田―高知間が450円、多度津―阿波池田間、大杉―高知間は760円など。50キロまでの指定席特急券（通常期1290円）からは、大幅な割引となる。JR西日本のインターネット予約「e5489」で購入し、切符を事前に受け取らずにチケットレスで利用する場合に限る。発売は今月16日から。利用は3月16日から9月30日まで。（福家司）