トランプ氏、中国に追加関税「50%」脅し 真っ向から報復され怒り

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ワシントン=榊原謙

 トランプ米大統領は7日、中国が米国への報復関税を撤回しなければ、中国に50%の追加関税を課すという考えを明らかにした。これに対し中国側は対抗措置を示唆しており、米中間で関税の掛け合いがエスカレートする事態が懸念される。

 トランプ氏はこの日、記者団から相互関税をいったん停止する可能性について、「検討していない」と明言した。国別の関税を課す日本も含め、9日に一斉発動する構えだ。

 中国についてはトランプ氏は7日、自身のSNSに「中国があす2025年4月8日までに34%の追加関税を撤回しない場合、米国は4月9日より中国に対して50%の追加関税を課す」と投稿した。中国が求めている協議も打ち切る考えも示した。

 投稿では、中国が報復関税だ…

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この記事を書いた人
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済
トランプ関税

トランプ関税

トランプ米大統領の高関税政策が衝撃をもたらしています。金融市場は動揺し、貿易摩擦は激しさを増しています。世界経済は危機に向かうのか。暮らしにどんな影響を与えるのか。最新ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]