JR京都駅ホームに不審物 中身はお菓子など、7万6千人に影響

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 12日午前6時45分ごろ、JR京都駅京都市下京区)のホームに、「不審物が放置されている」とJR西日本の職員から110番通報があった。京都府警下京署によると、4・5番線ホームに置かれていた不審物は、縦約36センチ、横約50センチ、高さ約36センチの発泡スチロールの箱で、黄色のビニールテープで巻かれていた。調べた結果、爆発物ではなく、中には外国製のお菓子などが入っていた。府警は12日午後に開会式がある大阪・関西万博にあわせ、京都駅や周辺の警備を強化していたという。

 この騒ぎで駅構内は立ち入りが制限されたが、午前9時に解除された。JR京都線や琵琶湖線、湖西線、奈良線嵯峨野線の計110本が運休するなど約7万6千人に影響した。

 週末ということもあり、駅周辺は一時騒然となった。バレーボールの練習試合に向かう途中だった高校3年生は「朝7時ごろ、不審物があるというアナウンスがあった。ホームから出てくださいと言われた。怖かったです」と話した。市内の会社員(55)は通勤で琵琶湖線を使っている。「万博も始まるし、テロにあったらと思うと怖い。大変だとは思うが、警備を強化してほしい」と語った。

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