きょう午後2時、万博開会式 入場券「駆け込み」増、建設半ばの館も
大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会は12日午後2時、万博会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開会式を開く。天皇、皇后両陛下や石破茂首相、参加国・地域の代表者らが出席する予定。万博は13日に開幕し、10月13日までの半年間の会期がスタートする。
開会式は、会場内の催事場「EXPOホール」と「EXPOナショナルデーホール」で午後2時から開かれる。いずれも万博アンバサダーを務める人気デュオ「コブクロ」や指揮者の佐渡裕氏のほか、歌舞伎俳優の尾上菊之助氏らがパフォーマンスを披露する。
万博をめぐっては、割安な前売り入場券の販売が「駆け込み需要」で伸びている。協会によると、9日までに売れた前売り入場券は906万枚で、前週より36万枚増。昨秋以降は週単位で数万枚の販売数だったが、今年3月以降はいずれも10万枚を超えて増加傾向が続いている。
修学旅行などで少なくとも200万枚程度の販売が見込まれており、合計で1100万枚を超えそうだ。ただ、協会が目標に掲げる1400万枚の販売目標の達成は困難とみられる。
また、約160の参加国・地域のうち、参加国が独自に設計し建設する「タイプA」のパビリオンは、一部で完成が間に合っていない。11日時点で、内装の工事まで完成して来場者を迎えられる状態となっているのは42棟のうち39棟。タイプAは「万博の華」といわれる出展の目玉で、完成の遅れは開幕後の出足にも影響する可能性がある。
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