むかわ竜のラッピング車両がお目見え、JR北の室蘭線で利用促進策

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松本英仁
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 アイヌ文様や国内最大の恐竜全身骨格化石の「カムイサウルス・ジャポニクス(むかわ竜)」などが車体にデザインされたラッピング列車が12日、北海道苫小牧市のJR苫小牧駅でお披露目された。

 車両は鉄道・運輸機構と道が折半して購入、道とJR北海道が出資する第三セクター「北海道高速鉄道開発」がJR北に無償で貸す。昨年度から赤字線区の利用促進を目的に始まり、今年度も新たに4両が追加されて計8両になった。うち1両が近く室蘭線の苫小牧―長万部間で運行を始める。

 車両はH100形と呼ばれる気動車で、赤とベージュの旧国鉄標準色にアイヌ文様を施し、むかわ竜と日高地方特産の馬を配した。むかわ竜と馬には「ヒダカセン」の文字が隠れている。車内のいすにはエゾリスやヒグマ、雪の結晶などの絵柄があしらわれている。抽選で選ばれた住民や関係者ら30人余りが乗車し、苫小牧―鵡川間(約30キロ)を約1時間で往復した。

 この日は、石炭を室蘭港に運…

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