杉田水脈衆院議員も「報告書に不記載」 ブログで公表、額は説明せず

大室一也
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 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、清和政策研究会(安倍派)所属の杉田水脈(みお)衆院議員=比例中国ブロック=は21日、政治資金収支報告書に不記載があったことを自身のブログで明らかにした。額や詳細は示していない。

 杉田議員はブログに「私の事務所においても不記載があったことがわかり、派閥の指示に従って、収支報告書の修正を行う予定」と記した。

 「パーティー券」が関係している旨にふれた上で、「派閥の指導に従ったとはいえ、記載していなかったことについて、また、そのことを認識していなかったことについて、誠に申し訳なく思っています」と書いた。

 パーティー券販売ノルマを上回った金額の還流(キックバック)を派閥から受け、その分を報告書に記載していなかったものと見られ、「不正や私的流用は全くありません」としている。

 杉田氏は15日に県庁であった年頭の記者会見で、派閥からの還流やその不記載について問われたが、「派閥が刑事告発を受けており、現時点で回答を差し控える」と話していた。(大室一也)

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    岩尾真宏
    (朝日新聞名古屋報道センター長代理)
    2024年1月22日21時33分 投稿
    【視点】

    2014年10月、当時の小渕優子・経済産業相をめぐって、自身の後援会が、会員向けに開いた観劇会の収支が食い違っているという「政治とカネ」の問題が取りざたされていました。国会会議録によれば、この時は次世代の党に所属していた杉田水脈氏は、衆院の

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