紙の保険証、来年12月1日で原則廃止へ マイナ保険証の移行めぐり
マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」への移行をめぐり、政府は現行の保険証を来年12月1日で廃止する方針を固めた。翌2日以降、新規発行はできなくなる。複数の政府関係者が明らかにした。
今年6月初旬に成立したマイナンバー法などの改正法で、現行の紙などの保険証は2024年12月8日までに廃止すると定められている。政府は来年秋をめどに廃止の日を調整してきたが、自治体や医療機関などの準備に余裕を持たせるため、12月まで割り込ませることにした。今後、政令で正式に定める。
来年12月の廃止後も経過措置として、有効期限が残っている保険証は最長1年間使うことができる。マイナンバーカードを持っていない人や、持っていてもカードを保険証として登録していない人には、保険証の代わりとして「資格確認書」が自治体などから送られる。
マイナ保険証は過去の薬剤情…
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- 【視点】
現行の健康保険証が、来年12月1日に原則廃止されることになりました。岸田首相は今月12日にあったマイナンバー情報総点検本部で、来年秋に健康保険証を廃止する方針を表明していましたが、具体的な日付には触れていませんでした。 首相は、保険
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マイナンバー・マイナ保険証問題
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