鉄道にもエコな工夫色々 ナブテスコ神戸工場で地球教室、児童ら学ぶ
【兵庫】朝日新聞社の環境教育プロジェクト「地球教室」の出張授業が、プロジェクトに協賛する機械メーカー「ナブテスコ」の神戸工場であった。11月29日は神戸市立多聞台小学校(同市垂水区)の5年生21人、同30日は私立須磨浦小学校(同市須磨区)の4、5年生45人が参加。同社社員や記者と地球環境について考えた。
ナブテスコ鉄道カンパニーの八田雅大さんと堀裕真さんは、同社が製造する鉄道用のブレーキや扉の仕組みについて解説した。電車のブレーキには減速によって発電するタイプがあり、同社の制御装置によって環境に優しく効率的に使われていることを紹介した。
朝日新聞科学みらい部の桜井林太郎記者は29日に「環境問題って何? 『むかし・いま・みらい』を考えてみよう」を、同部の鈴木智之記者は30日に「豪州の先住民族と環境」をテーマにそれぞれ話し、地球環境を守るために一人一人の行動が重要だと伝えた。
授業後、多聞台小5年の橋本陸さん(11)は「工場見学で列車ブレーキの仕組みとか様々な工夫をしていることがわかり、すごいと思いました。ここで働いてみたい」。西田絢音さん(11)は「鉄道もいろんな工夫をしてエコなんだと勉強になりました。自分の家でごみを減らすなど環境にやさしい取り組みをしようと思います」と話した。須磨浦小4年の丸野紘士郎さん(10)は「詳しいことを学び、環境問題を改善できるようにしたいと思いました」。5年の窪田七彩さん(10)は「驚きがあり、楽しかった。人にも地球にも優しい工夫がわかりました」と語った。
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