最低の内閣支持率、与党に衝撃 回復策不発「解散できない」と悲観論
藤原慎一
2年前の岸田政権発足以来、最低となった支持率29%に、与党内には衝撃が広がった。政権の先行きを占うとされる衆参ダブル補選で自民候補はいずれも苦戦しており、22日の投開票結果への注目が高まっている。
週末に行われた各社の調査での支持率は朝日に加え、読売新聞34%▽毎日新聞25%▽共同通信32・3%と軒並み過去最低だった。岸田文雄首相は16日、首相官邸でこうした結果を記者団から問われ、「一喜一憂することなく、先送りできない課題に一つひとつ取り組んでいきたい」と語った。
淡々とした首相の言葉とは裏腹に、自民党内には先行きへの不安や懸念が広がる。首相を支えてきた岸田派の中堅議員は「さすがに、ここまでひどいと『岸田では戦えない』との空気が広がりかねない」と吐露した。首相が衆院解散に踏み切れなくなるのではないか、との懸念だ。
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