LRTのラッピング電車、年内にも
宇都宮市で次世代型路面電車(LRT)を運行する「宇都宮ライトレール」は28日、車両のラッピング広告の募集を始めた。1編成3両の側面を写真やイラストなどの広告にするもので、早ければ年内にもお目見えする見通しという。
同社によると、ラッピングの対象となる車両(HU300形)は、全17編成のうち4編成。料金は1編成で1カ月60万円(税込み)からの競売方式で、期間は1カ月から3年まで契約できる。収益は乗客の利用環境の向上に使う予定という。
LRTは8月26日の開業以降、日中は約12分間隔、平日朝夕の通勤・通学時は約8分間隔で走り、1日平均約200本(土日祝日は約160本)が運行している。
9月25日までの開業1カ月間の乗車人員は約42万人で、当初需要予測の1・4倍となった。平日は1日あたり平均約1万2~3千人、土日祝日は約1万5千~1万6千人が利用した。乗客が最も多かったのは、Jリーグの試合や企業のイベントがあった9月3日の約2万人だった。
沿線には工業団地を含めた企業や店舗などが多いことから、同社はラッピング広告について「大きな宣伝効果が期待できる」と強調している。
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次世代型路面電車(LRT)の呼び方について、宇都宮市は28日、愛称「ライトライン」を車両名、路線名、事業名の全てで一体的に使うと発表した。
これまで「ライトライン」は車両「HU300形」のみの愛称として使われていた。一方、路線名「宇都宮芳賀ライトレール線」、事業名「芳賀・宇都宮LRT」には、この愛称は使っていなかった。「ライトライン」の愛称が市民の間で定着してきたことなどから、一体運用を決めたという。
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