立憲民主党の原口一博衆院議員(64)がネット上に配信した動画で、ウクライナに関する虚偽情報を発信したとされる問題で、同党の岡田克也幹事長は14日、重大な誤解を招きかねず不適切だとして、原口氏を口頭で注意したと発表した。
原口氏は12日に配信したユーチューブ動画で、「日本はネオナチ政権の後ろにいる」との誤った認識を話すとともに、日本が世界銀行を通じてウクライナの復興支援に関わっていることについて、「アメリカから武器をたくさん買わせて、その請求書はうち(日本)にくる」とも語った。
「ウクライナがネオナチ政権であると誤解されかねない」と問題視した岡田氏の聞き取りに対し、原口氏は「ウクライナがネオナチだとロシアが言っているとの趣旨だった」と説明。岡田氏は「議員個人には発言の自由が認められるとしても、重大な誤解を招きかねない不適切なもの」として、注意したという。動画は原口氏自身がすでに削除した。
在日ウクライナ大使館(東京都港区)は13日、原口氏の発言に「強い懸念」を表明し、「絶対に受け入れられない」と抗議する文章をX(旧ツイッター)に投稿していた。(木佐貫将司)…
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