第一三共ヘルスケアは12日、故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所のタレントを起用している広告をとりやめることを明らかにした。十分な対応がとられるまで新たな契約や契約の更新もしない方針だという。

　同事務所に対して、被害を訴えている元所属タレントらの事実関係を明らかにしたうえで、再発防止策をとることを直接申し入れていた。

　嵐の松本潤さんを風邪薬「ルルアタック」シリーズに、グループ会社の化粧品「ブライトエイジ」には生田斗真さんを起用してきた。第一三共ヘルスケアは「ガバナンス強化も含め、被害者への補償を含めた救済策と再発防止策が確実に講じられることを引き続き強く求めていく」としている。