LRT利用、1日平均1万4000人 開業11日間

石原剛文
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 宇都宮市栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは、開業後11日間の利用者が計15万4千人だったと発表した。1日あたりの平均は1万4千人で、最も多かったのは9月3日の2万人だった。

 同社によると、利用者は運賃の対象とならない乳幼児を除いたもの。利用者が最も少なかったのは、式典の開催で午後3時からの運行になった開業日の8月26日と、宇都宮市内などで大雨が降った9月4日の1万人。4日以外の平日は1万2千~1万5千人、開業日以外の休日は1万8千~2万人だった。

 開業1年目の利用者の目安は、平日が1万2800人、休日が4400人、年平均が1万人となっている。開業日以外の休日の利用者は目安の4倍以上となり、同社は「観光客のほか、沿線で複数のイベントが開かれていたためではないか」とみている。

 乗降客が多かった停留場は始発・終点の「宇都宮駅東口」と「芳賀・高根沢工業団地」で、観光客がすべての区間を乗った影響があったとみられる。

 このほか、ショッピングセンターが近い「宇都宮大学陽東キャンパス」、バスの乗り換えなどができるトランジットセンターがある「清原地区市民センター前」の乗降客も多かったという。(石原剛文)

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