「かぼちゃ電車」再び 先着360人に乗車切符、9月3日予約開始

茂木克信
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 かつて新潟市新潟県燕市を結んだ新潟交通電車線の「かぼちゃ電車」を走らせる催しが、車両を保存する旧月潟駅(新潟市南区月潟)で9月24日に開かれる。乗車切符を手にできるのは、先着順に予約した360人。23年ぶりに走った昨年は、予約開始から7分で完売したプラチナチケットだ。

 「かぼちゃ」の愛称は、車両の緑とオレンジの色合いから付いた。1999年の全線廃止後、沿線住民らでつくる保存会が中心となり、新潟交通から譲り受けた3両を同駅構内で保存している。

 催しでは、3両のうち旅客用車両「モハ11号」を使う。自走はできないため、「アント」と呼ばれる鉄道用の車両移動機で、駅構内に残る約50メートルのレールの上を押したり引いたりする。初回だった昨年は県内外から700人以上が詰めかけた。

 切符の予約は9月3日午前10時から専用サイト(https://yoyaku.tsukigatakikaku.com別ウインドウで開きます)で。午前10時20分発から午後4時20分発までの9回の中から選ぶ。中学生以上200円、3歳~小学生100円、3歳未満は無料。問い合わせは、主催の「かぼちゃ電車保存会」(kaboden@hotmail.comメールする)へ。

 催し当日は、月潟地区商店街メインストリートで「月潟大道芸フェスティバル」もある。駐車場や循環シャトルバスなどの詳細は、ウェブサイト(https://tsukigata-daidogei.com別ウインドウで開きます)で。(茂木克信)

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