GW中の新幹線利用者、前年から大幅増 九州各地でコロナ前に近づく

板倉大地
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 JR旅客6社は8日、大型連休中(4月28日~5月7日)の新幹線や在来線特急などの利用状況を発表した。各社の利用者は前年よりも3~4割程度増え、コロナ前の2018年と比べても94%まで回復。記録が残る1990年以降では、1日あたりの利用者数も過去7番目に多かったという。

 JR九州によると、九州新幹線は博多―熊本間の上下線の利用者が31万8千人と、前年比で138%、18年と比べて93%となった。熊本―鹿児島中央間は16万人で、前年比142%、18年比92%だった。

 昨年9月に開業した西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の利用者数は8万4千人で、長崎線の特急「かもめ」(諫早―長崎)との比較では前年比186%、18年比で102%だった。

 JR西日本によると、山陽新幹線の広島―新山口間は大型連休中、79万1千人が利用し、前年比で126%、18年比で95%となった。(板倉大地)

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