ディスカバー飯田線号初運行 秘境駅に初停車企画も

戸村登
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 JR東海は4日、急行「ディスカバー飯田線号」を豊橋駅(愛知県豊橋市)―飯田駅(長野県飯田市)間で初運行した。乗務員の意見を参考に停車駅を決めたり、電車の進行に伴って乗務員がきめ細かい沿線案内をしたりと、手作り感たっぷり。「秘境駅」など沿線の魅力を発信する新企画で、ほぼ満席の人気ぶりだった。来年以降も運行する予定という。

 飯田線は豊橋駅と辰野駅(長野県辰野町)を結ぶ総延長195・7キロのローカル線。「秘境駅」への停車をテーマにした急行「飯田線秘境駅号」が2010年から運行されているが、より広く沿線の魅力を発信しようと企画された。

 JR東海によると、停車駅は、豊橋運輸区と伊那松島運輸区の乗務員に意見を募って決めた。三河槙原駅は、駅付近からそびえ立つ巨岩石が見え、「水墨画で描かれそうな景色」として選ばれたという。

 父親と一緒に乗った三重県松阪市の岡野晴さん(15)は「家の近くにはなかなかないような豊かな自然が見られた。いい経験をしました」と話した。

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