山手線が運行再開 JR渋谷駅の改良工事終了、幅広く新しいホームに

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 【東京】JR渋谷駅の改良工事のため、7日始発から外回り線の大崎―渋谷―池袋間で運休が続いていた山手線は、9日始発から平常通りの運行を再開した。渋谷駅では1940年から利用されてきた外回り線ホームが廃止され、内回り線と同じホームで乗降できるようになった。

 6日夜に始まった工事には延べ約4千人が参加。外回り線路の切り替えや同線ホームの一部撤去、内回り線ホームの拡幅などの工程を経て、約53時間半後の9日未明に終了した。JR東日本によると、この間、内外回り合わせて約660本が運休し、約53万人に影響したという。

 工事により、渋谷駅ではこれまで別々だった内回り線と外回り線のホームが一体化され、ホームの幅は最大約12メートルから約16メートルに拡大された。15日からは、2階にあたるホームから3階中央改札に向かうエスカレーターと階段が使えるようになる予定だ。

 新しくなったホームでは9日、写真を撮る利用客の姿が見られた。都内に住む会社員の足立忠一さん(50)は「人が多いのに幅が狭いホームだったが、思っていたより幅も広く、きれいになってびっくりした。使いやすくなってうれしい」と話した。

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