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　年末年始を古里で過ごそうと、帰省ラッシュが本格化している。多くの企業や官公庁が正月休みに入った29日、JR金沢駅は大勢の人でにぎわった。北陸新幹線の改札前では、家族を出迎えて手を振る人や再会を喜んで抱き合う人の姿が見られた。

　JR西日本金沢支社によると、29日午後4時時点で東京方面発の北陸新幹線「はくたか」が9本中6本、大阪発の北陸線特急「サンダーバード」は17本中15本で自由席乗車率が100%以上となった。北陸への帰省は30日がピークとみられ、Uターンは1月3日ごろが最も混み合う見通しだという。

　この日、東京から娘と2人で石川県へ帰省した中沢真一さん（39）は4日まで実家に滞在する予定。特に予定はないといい、「家族みんなで、ゆっくり一年を振り返れるようにしたい」と笑った。