第6回早朝の食堂車「人生リセットできた」 石破茂氏が熱く語る新幹線の旅

 鉄道好きで「鉄分高め」とされる自民党の石破元幹事長と、国民民主党の前原元国土交通相が、鉄道への思い、未来について語り合いました。司会は「鉄旅タレント」の伊藤桃さん。そのやりとりをたっぷりお楽しみ下さい。

 一寸先は闇――。永田町の人々にとって、この言葉は実に生々しく響く。念願の閣僚になれても、不用意な言動で立場を追われることもしばしば。世論の風向きもめまぐるしく変わる。そのとき、鉄道とどう向き合ってきたのか。日本の鉄道開業から150年を迎えた節目に合わせた対談「集まれ鉄道オタク 鉄旅タレントが迫る石破茂×前原誠司」で語り合った。

 「前原さんも私もさ、楽しいわけでもないんですよ。常に大激論をやっている。正論と思っていることを述べて非難されたりして。地元でもかなりつらいこと、苦しいこともある」

 石破茂元自民党幹事長は熱く語った。過去4度の自民党総裁選で敗北し、党内非主流派として冷遇されただけに、言葉に実感がこもる。

 「だけど、それが鉄道に乗ると一気にリセットされる」という。石破氏にとって、その空間は東京へ向かう新幹線の食堂車だった。

「朝ご飯を食べるのが無上の喜び」

 国会議員として若手だった頃…

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