南東北の「郷」を楽しむ観光列車「SATONO」 デビューへ

小川尭洋

 JR東日本は、南東北3県(宮城、福島、山形)を中心にめぐる観光列車「SATONO(さとの)」の運行を2024年春ごろに始める。

 列車名には、郷(さと)の景色や文化などとともに旅を満喫してもらいたいとの思いをこめたという。青森県内のJR大湊線などを走る観光列車「リゾートあすなろ」(2両編成)を改造する予定で、座席の定員は59人。この改造に伴い、あすなろは24年春前をめどに引退となる。

 1号車(定員25人)は2~4人掛けのボックスシートが中心で、車体は東北の山々などを意識した緑色が基調のデザイン。2号車(同34人)は、リクライニングできる座席が並ぶ。車体には、東北の海や川をイメージした青色などが塗られている。いずれの車両も洗面所がある。

 南東北3県の四季折々の行事などに合わせて走る計画だが、具体的なサービス内容などは今後決めていくという。(小川尭洋)…

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この記事を書いた人
小川尭洋
デジタル企画報道部
専門・関心分野
人種差別、海外ルーツの人々、歴史認識、政治と教育