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　福岡県中間市の双葉保育園で昨年7月、園児の倉掛冬生（とうま）ちゃん（当時5）が送迎バス内に取り残されて死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた当時の園長、浦上陽子被告（45）に対し、福岡地裁は8日、禁錮2年執行猶予3年（求刑禁錮2年）の判決を言い渡した。

　園児をバスから降ろす担当で、同罪に問われた保育士の鳥羽詞子（のりこ）被告（59）には、禁錮1年6カ月執行猶予3年（求刑禁錮1年6カ月）の判決。冨田敦史裁判長は2人に対し、「子どもを安全に降車させる当然の義務を怠った過失は重い」と述べた。

　起訴状によると、2人は冬生ちゃんら園児7人が乗ったバスが保育園に着いた際、車内を確認せずに冬生ちゃんを残したまま施錠。炎天下のバスに約9時間にわたって放置し、熱中症で死なせたとされる。

　県警の再現実験では、冬生ち…