米国務副長官が来週訪日へ 日米韓で対北朝鮮や中国を協議
米国務省は、シャーマン国務副長官が今月24~26日に日本を訪問すると発表した。日米韓の次官級協議を行い、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射や台湾問題、ロシアのウクライナ侵攻などを協議する見通しだ。
米国務省は今回の訪日について、「米国の日本と韓国への継続的な関与を示すものだ」としている。
シャーマン氏は東京で、外務省の森健良次官、韓国外交省の趙賢東(チョヒョンドン)第1次官との会談に臨む。シャーマン氏は6月には韓国を訪問。同じく日米韓次官級協議を開き、共同声明で北朝鮮のミサイル発射を強く非難していた。
シャーマン氏の訪日を前に20日、記者団の取材に応じた国務省高官は、北朝鮮のミサイル開発をめぐり「(北朝鮮との)対話と外交が早急に必要だ。朝鮮半島の完全な非核化の目標に変わりはない」と述べた。
また高官は、今回の訪日で、22日まで中国で開かれている共産党大会を受けた議論もなされるとの見通しを示した。
シャーマン氏は訪日中、林芳正外相や秋葉剛男・国家安全保障局長らと会談するほか、性的少数者(LGBTQ+)との会合も予定しているという。
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