日本の鉄道開業150年で企画展 三豊市のKトレインワールド

福家司
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 日本の鉄道開業から14日で150年となるのにあわせて、香川県三豊市の私設鉄道博物館「Kトレインワールド」で明治から令和までの鉄道のあゆみをテーマにした企画展が開かれている。16日には記念イベントもある。

 企画展では、戦前に鉄道に関する業務を管轄していた「鉄道省」の文字の入った火鉢や「工」マークの入った南部鉄瓶、合図灯に使われたとみられる、ろうそくや灯油でともす標識灯などを展示。明治期の鉄道作業局から鉄道院、鉄道省、国鉄を経てJR各社に至るまでの歴史を刻んだ橋や車両の銘板もある。

 木川泰弘館長は「鉄道で使われた古い物品の展示は珍しいと思う。150年の歴史を感じてもらいたい」と話している。

 16日の記念イベントに向けて、鉄道開業時に使われた1号機関車から新幹線まで、日本の鉄道史を飾った車両約10種類の鉄道模型の展示も予定している。

 イベントでは、姉妹館提携している台湾の私設鉄道博物館「福井食堂」から届けられた台湾のお菓子を来館者にプレゼントする。屋外では石炭をたいて走るミニSLを運行し、ミニ電気機関車(重連)との乗り比べなども予定している。

 土日祝日の午前10時~午後4時開館。入場料500円。問い合わせはKトレインワールド(050・7115・6203)。(福家司)

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